MultipleOrderedECの機能

4.1 実行コンテキストの順序設定

MultipleOrderedECでは、関連付けしたRTCを順序どおりに実行できる。

図4.1に実行順序の一例を示す。RTC1に対してRTC2は直列に実行される。さらにRTC3はRTC1に対して並列に実行されます。RTC4、RTC5はRTC1、RTC2、RTC3の終了後に実行されます。

図4.1 実行順序の一例

本マニュアルでは図4.2のに示すように直列に実行されるブロックを直列ブロック、直列ブロックを含む外側のブロックを並列ブロックと定義します。

図4.2:アクティビティ図

実行順序は直列ブロック、並列ブロックの組み合わせによって設定できます。
並列ブロックの中に直列ブロックが複数ある場合、直列ブロックの数だけスレッドを生成して、生成したスレッドで直列ブロックの処理を行います。

4.2 実行順序の動的変更

実行順序を複数作成した場合、RTCの状態により実行順序を動的に変更できます。
各RTCに設定可能な条件を以下の示します。

条件なしの場合は、そのRTCがどの状態であっても実行順序の条件判定には関わらなくなります。
Created、Active、InActive、Errorの場合はその状態の場合に合致する実行順序を選択します。

4.3 実行順序編集用GUI

実行順序はグラフィカルユーザーインターフェースにより編集できます。GUIは実行コンテキストの起動と同時に起動します。GUIから実行順序を保存すると、図4.1のアクティビティが実行される前に実行順序が変更します。